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"T"にぞっこん、フィルムにラブ
2006年 10月 31日 *
oops, rain is coming

ここんとこ、こんなチャリンコの写真ばっか載せてますな...おれ。2台あったデジタルカメラが壊れたのもあって、高校の時に意味もわからず、ただかっちょよいというだけで相当無理して手に入れていた Contaxブランド の初コンパクト?レンジファインダー式の日本製カメラ "T" を持ち歩いているおれですが、現像代にヒィヒィ言いだした矢先に、先日あるうれしい話を、とあるお爺さんに伺うことが出来たので一つ。

そのお爺さんは、肩から提げた純正バッグから総額にして300万円くらいのライカと交換レンズを取り出しおれに見せびらかせた後(50mmF1.0のレンズなんて初めて見たよ)そのカメラは大切にしなさい、あなたは日本人でしょ、日本製のカメラは大切にしなさい、私みたいなのはダメです、私は次のライカは買いません(Mは全部持っています、M4迄は2台ずつあったりもします、とかとも言ってた) M8 は百数十年続いてきたフィルム技術への冒涜です、あなたのそのカメラの設計に携わった人は私の古くからの友人で先日死にました、それは彼とその仲間が寝ないで作ったカメラで、Contax...というかカール・ツァイス財団がヤシカ(のちに京セラに吸収される)にそれを託したとき、写真仲間の皆とその事を喜んで朝まで飲み明かし、それと同時に戦慄を味わったことを昨日のように覚えています... 彼は恥ずかしいカメラは作れないと言ってました。解りますか? ドイツ人は我々に魂を委ねたのです... 魂のない物作りはダメです、魂込めすぎて働きすぎてた人達は皆死にましたけどね、ハハハハハ...

はぁそうですか...って感じで恐縮だったのだが、彼はとある一部上場企業で代表取締役、つまり社長を引退して、とあるコンサルタントをされていて知り会ったわけだが、290円のコーシーを飲みながらお話しするんじゃ勿体ないくらい、まぁ昔の人はすごい逸話の宝庫、そのお爺さんは趣味にかける意気込みがハンパじゃなくて、彼が学生の時に、昔ライカの交換レンズ買えなかったらっていって、ガラス玉を磨いて交換レンズ作ったって言うから... 私は化学(ばけがく)が得意じゃなかったんで、そっち行きませんでしたが...その時の仲間は化学が得意だったので日本光學で専門になっちゃいましたよ...そいつも死にましたけどね ってあんたそれ ニコン じゃん...

団塊はクソだが、70過ぎはおもろい人が多いよねぇ。この国は。
今度、その人と一緒に写真撮りに行くんだー。超楽しみ。
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by yohei_morita | 2006-10-31 21:16 | 思う人。 *