西日本旅行06:下関駅がせつなくて好きだ
2006年 10月 12日
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下関駅がせつなくて好きだ。前に一度、大分行きのブルートレインに乗って朝7時だったかに来たことがあってその魅力に気付いてはいたのだが、いかんせん"顔洗いおよび朝メシ停車"だったのでそれはホンの10数分の間だったかと思う。なのでもう一度来てやると心に決めていた。今回は、うんざりするぐらいの乗換えの待ち時間があったので満喫できた。プラットホームが好き、とかうっかり書けば、こいつはどうかしていると思われても仕方がないのだが、下関駅 - Wikipediaによれば、往時から「対九州・朝鮮半島連絡を担う拠点駅の位置づけをされ、関門連絡船・関釜連絡船の発着駅となる」となっていたらしい。濃い歴史が刻まれていたのね...どうりで...って少しだけ思った。
下関駅プラットホーム上での、おれがこの惑星で一番美味いと思ううどん、「ふく天うどん」。さぞかし明治・大正・昭和の時代には多くの旅人や華やかな列車でにぎわっていたであろう、現在は大いに持て余し気味の長大なプラットホームで、限りなく透明に近い、しかし確実にエッジの効いたスープをすするのは格別です。他所にふぐの天ぷらうどんがあるかどうかは問題ではない。店のおばちゃんとのおしゃべりもこの日の天気のように冴え渡ってパーフェクトでした。450円。
by yohei_morita
| 2006-10-12 11:29
| いく人。
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