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遊びですから
2006年 09月 20日 *
toden, oji sta.

さいきん、自転車のフレームが準備できたのでパーツ選びを始めたのだが、パーツカタログ本や自称マニア店には欲しい物がまるで無いので、果ては名古屋、大阪、シカゴおよびニューヨーク、パリ、バーミンガム(英)、ストックホルム(スェーデン)までパーツ探しをすることになってしまい、文字通りキリが無い、っつーか埒があかない、こうなってしまうと web2.0 なんて言葉はなんの役にも立ちはしないし、むしろウザい。いつまでたってもここにあるフレームが自転車にならない。

おかげで...というかなんというか、手近なところにある、できるだけ古ぼけた、おもて向きにはしょうがなくママチャリをやってます的な、ご主人が恐そうな無名ちゃり店にアタックしてみることが楽しい。

門前払いに近い場合もあって高リスクで変態に近い遊びだとは思うが、そんなショップの店主の彼ら達が「実は」 病的にイギリス-フランス系ちゃりのオタクだったり、某有名ブランドでフレーム製造の職人であったことが判明したり、妙に自転車史的にアメリカ嫌いの持論を展開しがちだったり、実は現在400人を超えるツーリングクラブの名誉顧問だったり、実は店主ご自身の設計した変バイクの図面が何百枚も隠されていたり、3時間にわたってツーリングバイクが如何に優れたスタイルなのかを講釈...っつーか殆ど説教されたあげくこの本を読め、あそこの本屋に売っている、それを買ってきて読めば売ってやる...なんてとんでもないことを抜かすオヤジもいたり...

しかし彼らのそういった部分に触れていくにつれ、彼らが偏屈であればあるほど、歳を取っていればいるほど(毎年、身長が縮む歳になったから、自慢のこいつに乗れなくなるよ、と自嘲気味に嘆く店主もいた)会話に毒が有ればあるほど、客に迎合することなく、むしろ自分の遊びを貫いてきた、言わば尊い先輩方達なのだと気付かされることがある。彼らから学ぶことは多い。

あくまでこちらは客だ、おれだって、たーだペコペコしてたのでは癪に障るので、自分の趣向を伝えるのに全力を尽くす。そのあげくに、何が欲しかったんだっけ... ま、別にいいや、おしゃべり楽しかったし... ってことが、実際には多い。別にパーツなんてなんだって走るわけだし。またその店を訪れたとき、彼らがかるーく挨拶してくれた時の喜びに比べればささいなことなわけ。

本分と全く関係の無い写真は王子駅。
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