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最近おもしろかった本
2005年 08月 30日 *
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最近とんと、おもしろいと思える本に縁がなかったんですが、オレ的に久しぶりに大ヒット、本屋に並んで長いことたつので、見たことある方も多いかとは思いますが。

クルマはかくして作られる — いかにして自動車の部品は設計され生産されているのか

は、出色の出来映えでした。

この本は、工夫と改良に明け暮れる日本自動車工業界の一部を、かいま見せてくれます。
というか、世界に誇るMade in Japanの自動車が作られていく様を、われわれはあまりにも知らなすぎた、ということに気付かしてくれる本です。

自動車の工場といえば、無人の工場で、ロボットのアームが火花を散らし、車体がベルトコンベアの上をゆっくり滑っていく...みたいなのを想像しがちだが、あれはほんとに最後の一場面でしかない。(それはそれで物凄いことなのだろうが、そこらのことはあまり触れられていない)

おおまかにいえば、クルマって、鉄・鋼・各種合金・布・樹脂・ガラス・ゴム、長大な電線、それと膨大な人たちのリソースと、巨大な工場設備達... によって出来あがってる。

それらの素材の組み合わせたモノに対し、コーナリングがどうとか、デザインがどうとか、かわいいかどうかとか、パワーがどうとか、ダセーとかカッケーとか、われわれは言っていたわけで、ほんとにもう申し訳ない気持ち。軽々とそんなこと言えなくなるよ...ほんとに。

車体に使われている鋼板を作るのに、2kmもある工場が必要なことや
高級車に使われている、革シートの素材の皮革製品工場の様子をみて、鳥肌が立った。

ガソリンで走るクルマって、よく考えてみれば電線が張り巡らされまくっている事にも気付いたよ。いわゆるダッシュボードって、あれ巨大なスイッチ板だ。

この本を読み進めていくと、取材した人たちのことが、とにかく羨ましくなる。
美しい写真達も素晴らしいです。
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